SUZUKI Grasstracker カワセミ号

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SUZUKI Grasstracker "Iceman 3"

CB125で走ってみたnyamo、「軽くて面白いけど、nyapotaを乗せて遠出するのはちょっと大変そうだね。」 そうでしょう? ぜひ、もう1台250ccクラスでもいかが?・・・(笑)

最初は、スズキのST250 Eタイプが気になっていました。 しかし、舗装が荒れ放題だったり、時には未舗装だったりする旧道めぐりや、そのうちnyapotaを連れて「ラーツー」にも行きたいという用途では、姉妹車のグラストラッカーの方が向いているなと。

そんな時、立ち寄ったレッドバロンで見かけた、青いグラストラッカー。 店内のポスターによると、RBの限定販売車でアイスマン3というモデルでした。

J438型エンジン 美しい!

何だか価格が安いので訊いてみると、モデルイヤーが昨年なので、在庫処分価格となっているとのこと。 限定180台の割には、売れ残っていたようです。(苦笑)

しかし、このメタリックブルーに、一目惚れ。 イメージしたのは、我が町の鳥でもある「清流の宝石」カワセミ君です。 もともと「空冷単気筒萌え」でしたが、ST250Eとも共通のJ438型エンジンの形状も美しくて。

このアイスマン3の「特別仕様」は、タンクのオリジナルカラーとサイドカバーのステッカーだけで、その他のスペックはベース車と全く同じです。(笑)

 Grasstracker (TU250G) スペック

全長(mm) 2050
全幅(mm) 900
全高(mm) 1130
軸距(mm) 1325
車両重量(kg) 136
エンジン種類 空冷4ストローク単気筒
総排気量(cc) 249
内径×行程(mm) 72.0×61.2
圧縮比 9.2
最高出力(kW[PS]/rpm) 14[19]/7500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 21[2.14]/5500
燃料供給方式 インジェクション
始動方式 セルフ式
燃料タンク容量(L) 8.4
変速機形式 常時噛合式5段リターン
ブレーキ形式(前/後) シングルディスク / ドラム
タイヤサイズ FR: 3.00-18 47S
RR: 120/80-17MC 61S

 インプレッション

納車以来、「ツーリング・グラトラ」をコンセプトに最適化を進めてきました。 高速道路を常用する人や、赤信号では先頭に出て行かないと気が済まないような人には、もっと良いバイクがあるでしょう。 基本的には街乗りバイクだと思いますが、日帰りツーがメインで、いざという時には自動車専用道も使えるお散歩ツアラーを探している、という人にもちょうど良いのではないでしょうか。

 ここが、○

いわゆる「ストリート」マシンなのでしょうが、軽く小回りが利き、どこにでも停められ、ちょっとした悪路やダートなら躊躇せず入っていけるので、下道メインのお散歩ツーに最適です。 私の場合、重量級マシンだと出不精になってしまうので、気軽に連れ出せる軽さはありがたいです。

 ここが、×

非力ですし、ご想像どおり高速巡航は、決して得意ではありません。 あと、軽いことにはやはり副作用もあり、高速時の安定性が低いことの他、渋滞中の微速走行でフラフラし易いのは計算外でした。 個人的に体格と使い方に合わなかった、「トラッカー」な形状のハンドルは、交換しました。

 <Phase 1> ツーリング グラトラ化

Ver.0.1.0 納車!

何も手を加えないオリジナルのうちに、記念写真を撮っておきましょう。(笑)

基本的に「街乗りバイク」ではありますが、適度に「オフロード」も感じさせるデザインだし、軽い取り回しは、トコトコお散歩ツーリングにも結構向いていそうです。

しかし積載性ゼロでは、やはり「お散歩ツアラー」としては厳しい。 このあたりを何とかしていきましょう。 せめて、雨具と温泉セットとおみやげくらいは簡単に積めて、気軽に日帰りツーリングに出かけられるように・・・。


Ver.0.2.0 リアキャリア 装着

尻尾のようなテールランプ周りのデザイン処理はお気に入りなので、できれば付けたくないのですが、お散歩ツーには必須なので。 箱そのものより、キャリアの方が遥かに高価でした。(苦笑)

Ver.0.2.1 リアケース 装着 (使用時のみ)

選んだのは29Lサイズ。 丸っこいデザインとロック部の作りのおかげで、実質容量は少なめです。 しかし、キーを挿さなくても開閉できて、脱着もワンタッチと、使い勝手や質感はGood!

Ver.0.3.0 USB電源 装着

「バイクはナビに誘導されて走るもんじゃないよなぁ」なんて思いつつ、交差点で停まってスマホを確認というのが何度か。(苦笑)

やはり文明の利器は大いに活用しようと、電源確保のために装着しました。 スマホの接続しかしないので、シガーソケットタイプではなくシンプルにUSBの1口タイプに。 バイク用の製品で、一応防水カバー付き。 ハーネスはバッテリー端子への接続を想定したものでしたが、加工してIGN電源のヒューズ後から分岐しました。

Ver.0.3.1 スマホ用ハンドルポーチ 装着 (使用時のみ)

スマホの固定は、ホルダー型は好みでなく、タンクバックには不向きなタンクとキャップの形状なので、ハンドルポーチに。

ベースを面ファスナーでハンドルに固定しておき、90度回転させるだけで簡単に脱着できる構造です。 スマホは、グローブを外せば入れたまま操作可能。 右の写真ではタンクがスリムなためにやけに大きく見えますが、見てのとおり、iPhone5にケーブルを挿してギリギリ入るコンパクトなものです。

Ver.1.0.0 ウインドスクリーン 装着

納車時から付けたかったのですが、nyamoにより保留。 実物を見て、やっと「悪くないね」と装着許可が下りました。(笑)

もう少しライトとの隙間を詰めた方が格好良いのですが、そこは実用性重視で、上方向で直立気味に調整。 50-60km/h巡行まででは「ドレスアップ程度にしかならないかなぁ」なんて思っていましたが、胸元から首のあたりへの風が明らかに低減して、ジェットヘルメットのあごから巻き込む風の寒さが大幅に和らぎました。


Ver.1.1.0 サドルバッグサポート 装着

少し長い時間バイクを離れる時など、ヘルメットをリアケースに入れたい事があります。 すると、レインコートやおみやげなどが追い出されることに。 そこで、サドルバッグを検討しました。

バッグの素材や形状によっては、そのまま付けられることもありますが、やはり走行中の安心感でサドルバッグサポートを。 キャリアと両立するために少し後ろが開き気味になりましたが、そのおかげでうまくウインカーを逃げてくれました。

Ver.1.1.1 サドルバッグ 装着 (使用時のみ)

サドルバッグは、北海道キャンプツーの時にnyamoのSL230に付けて走り、その便利さは知っていました。 今後、nyapotaとのラーツーや、一泊キャンプツーの機会が来ても、きっと有効だろうと。

バッグは、両側振り分けで小振りのものにしました。 収納量はもう少し欲しいところではありますが、バイクとのバランスはこの程度が見栄えが良いです。 何より、nyapotaとタンデムの時にこそ装着したいので、ステップや足に干渉しないサイズで選びました。


 <Phase 2> 快適化フェーズへ!

Ver.2.0.0 ハンドル 交換

車種のカテゴリーだと、「ストリート」となる、グラストラッカー。 そのキャラ的には極めて妥当なハンドルですし、確かに、街中やちょっとしたダートでは扱いやすいポジションです。 でも、その高くて広くて手前に絞られた形状は、nyaponの体格と使い方では、若干違和感も感じていました。

特に、少し長距離を走ると、気が付くといつも腰を引いた変なポジションになっていて、肩、背中、腰が疲れます。 「旧道めぐりで、時には悪路やダートも」と選んだ車種ですが、もちろん現実的には99.9%以上は舗装路走行ですし、ワインディング走行も楽しみたいと、交換することにしました。

片側握りこぶし1個分短く、握りこぶし2個分低く、握りこぶし2個分遠くで絞りも浅く、というイメージで選びました。 交換後、早速試走に行ってみると、「おぉ、曲がりやすいし、何だかコーナーが楽しいぞ。」(笑) 軽く前傾になりましたが、やはり完全な直立より自然なポジションで楽です。

ハンドル1本換えただけなのですが、見た目の雰囲気も「トラッカー」から「ロードスポーツ」な感じに変わったのは驚きでした。


写真は、
before(上段) & after(下段)






Ver.2.0.1 バーエンド 交換

選んだハンドルバーは、純正バーエンドを流用可能な製品でしたが、ブラック塗装からメッキとなったハンドルと合わせて、ちょっと「カスタム感」も味わいたかったもので。(笑)

Ver.2.0.2 グリップ 交換

こちらも、ブルーのワンポイントが欲しかっただけで、振動吸収やグリップ感の向上など、機能は求めていません。 タンク、グリップ、バーエンドと、カワセミブルーで統一♪

Ver.2.1.0 ミラー 交換

ハンドルを交換して、ライディングポジションはとても自然な感じになったのですが、幅が狭くなったおかげで純正ミラー越しの後方視界が悪化していました。 そこで、もう少し張り出しの大きいミラーに交換してみました。 ハンドルに合わせて、メッキ仕様のものに。

低回転域で共振してちょっとビビッてしまいますが、交換前と同じ程度の視界になりました。 見た目の雰囲気も、一段と「ロードスポーツ風」になり、お気に入りです。

Ver.2.2.0 ヘッドライト LED化

定番お散歩ルートではトンネルを何本か通るのですが、ライトが暗くて、目が慣れても「あれ? 点灯しているのか?」と。(苦笑) 「高効率バルブか? HIDか?」と思いましたが、4輪も2輪もLEDの時代。 下手なハロゲンバルブより安いし、試してみることに。

試走でトンネルに突入すると、決してビックリするような明るさではないですが、トンネルに入った瞬間から前方の路面をちゃんと照らしているのが分かります。 消費電力1/3以下で、これなら充分♪

Ver.2.2.1 クラッチワイヤー 交換

ハンドルを交換して幅が狭くなったので、ブレーキ配管やケーブル類は、少したるみ気味です。 引き回しを調整したので、どれも問題ないレベルではありますが、クラッチワイヤーだけは、横への張り出しが気になっていました。

ちょうど、消えてしまうショップのポイントがあったので、ノーマルより100mmショートのワイヤを買って交換しました。 たるみの改善は・・・、ほとんど、気持ちの問題ですが。(苦笑)


 <Phase 3> 「旅性能」向上作戦!

Ver.3.0.0 ETC車載器 装着

バイクこそ、ノンストップの恩恵が大きいETC。 でも、高速道路を使う頻度を考えると・・・、なんて思っていました。 そんな時、数年ぶりに、二輪車ETC車載器の購入助成を実施というニュース。

NEXCOの助成、車載器メーカーのキャッシュバック、ショップのポイント還元を合わせると、工賃、セットアップ込みで実質1万円を切る計算。 それくらいの取付けコストなら、納得かなと。 計算外の取付けステーが意外に高価で、後から驚きましたが。(苦笑)

Ver.3.0.1 マップバッグ 装着 (使用時のみ)

バイク用のナビとして、iPhoneと無料マップアプリを使ってましたが、画面が小さく瞬間的に視認しづらい、圏外では使えないという問題も。 そんな時、オフラインマップのアプリがキャンペーンで格安に! これをnexus7にインストールすれば、どちらも解決♪

収納は、ツーリングマップル用のマップバッグが、ジャストサイズ。 グラトラのタンクは、バッグ類の装着に向かない形状ですが、最近のは吸盤式でも良い作りで、しっかりと固定できました。

Ver.3.1.0 ドライブスプロケット 交換

「お散歩ツアラー」としては、トコトコのんびり走るために、もう少しギヤ比を加速性から巡航性に振りたいと思い、スプロケットを交換しました。 ノーマルが、フロント15T、リア41Tで最終減速比2.733のところ、フロントを16Tにして2.563に。

今までは、少し速い流れに乗ろうと思うと、ひたすら5速までシフトアップ、という感じでしたが、各段で少しずつ余裕を持って引っ張れるようになり、ずいぶん乗り易くなりました。

Ver.3.2.0 ナックルバイザー 装着

真冬の手指の冷たさ軽減のため、ミラーと共締めする汎用タイプのアクリル製のナックルバイザーを取り付けてみました。 ハンドルカバーは効果的なのでしょうが、ビジュアル的に少々抵抗があったのと(苦笑)、ウインドスクリーンが予想以上に効果的だったので。

確かに、指に感じる風が減りました。 ハンドルカバーと違って保温や断熱する訳ではないので、「暖かく」はななりませんが、走行風による冷却が減ってグローブの効果が上がった感覚です。

Ver.3.3.0 スマートフォンホルダー 装着

ちょっとしたお出かけでは、バイクを離れる時にタブレットの入ったマップバッグの脱着も面倒。 ヘタな専用ナビよりデカい iPhone6 Plus を活用しない手はないと思いましたが、大きすぎてハンドルポーチに入らないので(苦笑)、スマホホルダーを取り付けました。

安価な割には固定もしっかりしているし、落下防止ストラップも付属。 防水ファスナー式なので、土砂降りの中を走り続けるのは厳しいかもしれませんが、突然の雨対策としては充分です。

Ver.3.4.0 リアケース 更新

3月にShモードを導入した際、それまで使っていた29Lのものを譲りました。 グラトラには、退役したCB125のものを引き継ぎましたが、見栄えと使い勝手がどうもしっくりきませんでした。

そこで、Shモードと同じSHAD製に更新。 お手頃価格ながら、バイクメーカーにOEM供給しているだけあって質感も高く、2年使って樹脂の劣化もなかったので。 今度は、ワンサイズ大きい33L。 4L増量で、お散歩ツーでのお土産も、一品増量できそうです。(笑)




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