最近はテレビの旅番組で紹介されることもある、有名な未成線遺構です。 戦時中に工事が開始されたものの、資材不足で中断。 結局、工事が再開されることはなく、計画も中止されて現在に至ります。 青函トンネルには下北半島ルートの案もあったのですが、もしそちらに決定していたら、今ごろはここに新幹線の高架橋が続いていたのかもしれません。
国道を走っているだけで、多くのアーチ橋、擁壁、トンネルのポータルなどが見物できます。 路盤は民家のすぐ裏手ですが、戦時中の建設でもあり、風化が進んでいるものも多いそうです。
灯台への階段を上って行くと、路盤の高さに立つことも可能。 もし開通していたら、この風景を車窓に眺めることができたはずです。(右)
室蘭本線の礼文駅−大岸駅間は1975年(昭和50年)の複線化に伴って山側にトンネルが掘られ、礼文華海岸に沿った旧線は廃止されました。 岩礁が波打ち際にそそり立つ車窓は、名所であったそうです。 写真は岩見隧道の跡。 他に拡幅されて道路に転用されたトンネルもあり、見物は廃線跡そのものを走って行くことになります。
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