このように、R411 青梅街道の脇に堂々とした遺構も見られるので、特に興味の無い人にも結構有名な廃線跡です。 ちなみに、法的にはあくまで「休止」路線という扱いなので、正確には「廃線跡」ではありません。 昭和27年の開通から32年の小河内ダム完成まで、C11型蒸機牽引の貨物列車が砂やセメントなどの建設資材を運んでいたそうです。
青梅線 奥多摩駅に隣接した、現在は石灰工場敷地となっている場所が起点の氷川駅跡。(左) Ωカーブで勾配を稼ぎながら日原川を渡る橋梁は、美しいコンクリートアーチ橋。(右)
運行終了から60年以上経っていますが、ほぼ全線でレールも現存しているようです。(左) 工場敷地隣接のもの以外はトンネルも閉鎖されておらず、探索可能な状態。(右)
石灰石の産地だからか、戦後すぐの建設ながらコンクリート桁の橋梁・高架橋が多いです。 橋の上も含めてすっかり自然に還りかけていますが、素人目には状態は悪くなさそうです。
鋼製のガーダー橋で青梅街道と交差すると、ダム堤体脇の終点、水根駅跡。 ダム完成後は観光鉄道化の計画もあったらしく電化規格だそうで、「青梅線直通 奥多摩湖行き」の電車など妄想・・・。 この日は、私もバイクでの奥多摩ツーリングの途中に立ち寄りました。 夏場は雑草が生い茂り、虫なども多く廃線跡巡りには不向きなので、ライディングウェアのまま簡単に見物できるポイントに絞りました。 草の枯れた涼しい時期に、トンネル内も含めて再度探索してみたいものです。
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