美幸線の終点であった仁宇布駅構内にできた「美深トロッコ王国」。 廃線跡を美深方面に約5キロ、往復10キロの区間をトロッコで走行できます。 しかも、よくある自転車タイプではなくエンジン付き。 専用の車両も用意されていますが、我が家は保線用トロッコそのままのような車両に当たりラッキーでした。(笑) 途中畑の脇を走り、森を抜け、コンクリート橋で川を渡るコースは、遊園地のアトラクション等とは別次元です。 時速約15キロで北海道のさわやかな風を切って走るのは、とても爽快でした。
トロッコの線路として使われていない美深寄りの区間は、道路から廃線遺構を見ることができます。 築堤やコンクリート橋は、何ヶ所も見ることができました。
旧新内駅構内に作られた、狩勝高原エコトロッコ。 こちらは廃線跡そのものを走る訳ではありませんが、自転車タイプのトロッコで、かつてはSLホテルとして使われていた9600型蒸機と20系寝台車を横目に1周約400mのコースを周回できます。 NPOの方々が廃材を利用して手作りしたコースは、足漕ぎでのんびり走るには最適です。 エンジン付きの美深にスピード感こそ負けますが、ガタンゴトンとショックを感じながら「レール上で鉄の車輪を転がす」ことの楽しさは、こちらの方が断然上で感動しました。
鉄道趣味の部屋 へ戻る -廃線跡めぐり- TOP へ戻る
Copyright (C) 2001-2024 nyapon.com All rights reserved.