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ハイブリッド気動車と「丸窓電車」見物   2007/9

3連休に、大河ドラマ「風林火山」ゆかりの地をめぐる旅で、山梨・長野方面へ。

途中、この夏から小海線に投入されたハイブリッド気動車と、以前は「丸窓電車」でファンにも親しまれた上田電鉄(旧社名は上田交通)を見物していく事に決定しました。

最近減ってきた、汽車ver.の「踏切注意」


小海線

小海線 甲斐小泉−甲斐大泉     Photo by nyapon

中央本線の小淵沢と、しなの鉄道の小諸を結ぶ小海線。 沿線に観光地を抱え、「高原鉄道」として有名です。

全てキハ110系使用の列車でしたが、07年の夏、「世界初のハイブリッド気動車」キハE200系が試験投入され、話題になりました。


「HYBRID TRAIN」のロゴ


仕組みは、エンジンを発電にのみ使用し、車輪には繋がらない「シリーズ式」。 リチウムイオン電池を、屋根上に搭載しています。

排気のNOxやPMは60%削減、燃費は10%向上とのこと。



上田電鉄

2005年に、上田交通の鉄道部門を分社化した上田電鉄。
地方私鉄の例に漏れず、経営は苦しいようですが、様々な改善策を講じてがんばっています。 上田交通といえば、かつてはモハ5250型、通称「丸窓電車」が有名でしたが、現在は元東急の車両で「ダイヤモンドカット」と呼ばれた独特の前面形状を持つ、7200系が運用されています。

当日は、東急時代の帯なしを再現した7254編成と、丸窓電車を再現した「まるまどどりーむ」号7255編成を見ることができました。
無塗装のステンレス車も今時の安っぽい車両と違い、昔のコルゲート付の車両は良い味を出していると思えます。 昭和の時代にスシ詰めの通勤客を運び続けた彼らも、田園風景の中でのんびり余生を送っているようでした。

上田電鉄 下之郷−中塩田     Photo by nyapon


上田電鉄 下之郷−中塩田     Photo by nyapon

別所温泉駅に保存されている、本物の丸窓電車モハ5250形。

左の本線は、40パーミルというすごい急勾配で下っていきます。

 


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