松代の棚田 「大地の芸術祭」のアートも点在 観光バスでの鑑賞ツアーも炎天下で大変
「『あーと』って暑いですね」 by ゆず
コレを良い場所で撮りたかった・・・ ほくほく線 まつだい駅
日本名水百選 「竜ヶ窪」 水源区域の周囲は遊歩道に
龍の頭の形の水飲み場 木陰を通る風と冷たい水に、生き返る
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1日目
金曜日、仕事から帰り、夕食とお風呂の後に出発。 例によってETCの深夜割引適用のため、圏央道から関越に入り、高坂SAまで行って寝ることに。 SAに着くと、新聞で見たとおり、一般道より安いガソリンを入れるためにスタンドに長蛇の列が・・・。
nyaponは会社帰りに会員価格131円/Lで入れてきたが、看板表示はそこでも143円だったので、高速の上限137円は出先では確かに魅力的だ。
少し外れの位置に停め、ベッドをセットして寝ようとするが・・・、暑くて眠れない! 高速走行直後で、クルマのフロアがホカホカの床暖房状態。 外の気温も下がっておらず、湿度も非常に高い。 おまけに無風で、スライドドアとウインドウを網戸にしても全く効果なし。 なかなか寝付けず、汗だくになってしまった・・・。
ようやく明け方に涼しくなったが、昨年までの北海道の夏との違いを思い知らされてしまった。
2日目
翌日、高速ばかりではつまらないので、月夜野で降りてR17で三国峠越えをすることに。 苗場を過ぎたあたりのパーキングで休憩するが、日なたは暑いが陰に入ると湿度も低く気持ちよい。 やはり、夏の車中泊は高地が基本か・・・?
六日町からは、ほくほく線を見物したくてR253を西へ。 と言っても、ほくほく線はトンネルばかりで、当分姿を見せてはくれないのだが。
十日町の道の駅で休憩しようと立ち寄るが、要は「なんとか振興館」の駐車場で、狭い駐車場が何ヶ所にも分かれていて分かりにくく、道の駅本来の設備はイマイチ。 街中のゴチャゴチャした所にある事もあって、我が家の道の駅ワーストリストに追加する。
とてものんびりするような所じゃないので、松代を目指す。 ちょうどこの付近一帯で「大地の芸術祭」というアートイベントを開催中で、里山全体が屋外美術館のようになっており、いたるところにアート作品が点在する。 元々松代周辺は棚田が美しい土地らしく、絵に描いたような里山の風景が広がっている。
クルマを停めた松代の道の駅(ここも結局、ほくほく線まつだい駅の駐車場だったのだが)周辺でも、棚田の風景の中に作品が展示されていた。
ほくほく線の列車見物の合間にアート鑑賞といきたいところだけど、露出した腕が痛いほどの日差しに、早々にクルマに退散。 本当は、もっとのんびりと列車も見たかったのだが・・・。
ほくほく線は諦め、R353で峠を越えて千曲川沿いの飯山線方面へ。 地図上ではやけに細い線で描かれた道だったが、所々1.5車線になる程度で交通量は少なく、順調に山を越えられた。
次は、nyamoの希望で、日本名水百選に選ばれている津南町の「竜ヶ窪」に行ってみる。 やはり、「水源保護のため」、ゆずは近づけないのでクルマで留守番。 遊歩道を歩いて水源まで行き、冷たい水を飲んで一息ついた。
その後は飯山線に沿って長野方面へ。 栄村の道の駅でソフトクリーム休憩。 すぐ近くの豪雪記録で有名な、森宮野原駅に立ち寄る。 積雪記録785cmの標柱を見上げると、呆気にとられてしまう。 最近はそこまで積もらないのだろうが、付近の家の造りなどからも雪国の人の苦労が見える。
一旦国道からそれて、線路に沿った県道へ。 列車を待ちたいのだが、この区間、この時間は2時間ほど間隔があく・・・。 日陰がないととても待てないので、良い感じの風景のポイントを泣く泣く通過する。 ようやく山陰に駐車できるポイントを見つけ、お昼寝で列車待ち。 昨日は暑くて寝不足気味なので。
なんとか暗くなる前に撮影を終え、暑さにバテ気味なのでこれで予定は終了に。 豊田の道の駅でそばを食べ、安い地元野菜と果物を仕入れる。 涼しくなったので、のんびりとゆずの散歩をしてから高速へ。
中央道談合坂付近の渋滞情報が出ているので、みどり湖PAで仮眠していく・・・つもりだったが、なかなか快適に寝られたのでそのまま朝まで。(笑)
3日目
翌朝、クルマの多い下り線を横目に、快適走行で相模湖ICまで。 途中でヤドカリ号の35000キリキロも達成、無事に家に到着した。
今年は久々の本州の夏旅だったが、晴天の日中ではゆずを車に残しての食事やお風呂はとても無理で、北海道感覚の計画は甘すぎた・・・。 当分は長い夏休みを取れない年が続きそうなので、来年からは時期を考えるか、目的地を選ぶかせねば。
【 2泊3日 / 652km 】
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